「NELLと雲のやすらぎ、どっちも評判がいいけど、結局どっちが自分に合うの?」
——この2枚で迷っている方は多いんです。実は整骨院でも、マットレスの相談でこの2つの名前はよく挙がります。
先に種明かしをすると、この比較は「どちらが優れているか」では決まりません。
腰をどう支えたいか、そして毎日畳んで収納したいか——この2つで、答えがほぼ決まります。この記事では、両方の販売元と関わりのない独立した立場から、構造の違いと選び方を整理しますね。
結論:腰の支えと寝返りのしやすさを重視するならNELL、毎日畳んで収納したい・予算を抑えたいなら雲のやすらぎ
施術歴16年・延べ10万人の体に向き合ってきた柔道整復師として、そして自宅でNELLを毎晩使っている一人のユーザーとして、この線引きの理由を体の構造からお話しします。

巡野とも(柔道整復師・国家資格)
施術歴16年・延べ10万人以上の体に向き合ってきた治療家。自身もNELLマットレスを毎晩使用。どのメーカーにも属さない独立した立場で解説しています。詳しいプロフィール
30秒診断|あなたはNELL派?雲のやすらぎ派?

- 朝起きたとき、腰の重さやこわばりが気になる?——気になる方は、独立したコイルが腰を下から押し返し、寝返りを妨げないNELLの構造との相性が良いケースが多いです(詳しくは次のチェックとFAQで)
- マットレスを毎日畳んで収納したい?——畳みたいなら、この時点で雲のやすらぎです。コイル入りのNELLは畳めません。なおNELLはベッドフレームがなくても、すのこを敷けば床寝スタイルでも使えます
- 予算と使う年数は?——シングルでNELLは79,900円、雲のやすらぎは46,800円(2026年7月時点・差は約3万3千円)。10年単位で使い倒したいならコイルのNELL、まず数年しっかり眠れればよいなら雲のやすらぎで十分です
腰が気になる方は、この1動作だけチェック
柔道整復師 巡野とも仰向けに寝て、腰の下に手のひらを差し込んでみてください。
スッと奥まで入るなら、腰が浮きやすい(反り腰傾向の)体型です。
このタイプの方は、柔らかい寝床だと腰が支えられずに浮いたままになりやすいので、適度な反発で腰を下から支える設計との相性が良い——寝返りのたびにコイルが押し返してくれるNELLタイプが候補に上がります。逆に腰の浮きが気にならない方は、どちらの構造でも適応しやすいので、環境と予算で選んで大丈夫です。
※マットレスは治療器具ではないので「腰痛が治る」とは言えません。あくまで寝ている間の体の支えられ方=環境の話として読んでください。
5つの違い比較表【2026年7月時点】
先ほどの3項目(価格・寝心地・耐久年数)に「構造」「厚さ」「使い方」を加えた詳細版です。
| NELL | 雲のやすらぎプレミアム(三つ折り) | |
|---|---|---|
| 構造 | ポケットコイル(シングルで1,173個) | 高反発ウレタン5層 |
| 厚さ | 21cm | 13cm |
| 使い方 | ベッドフレームまたはすのこ・畳めない | 床OK・三つ折りで自立収納(シングル約8kg) |
| 保証・お試し | 120日トライアル+10年耐久保証 | 100日返金保証(公式サイト経由) |
| 価格(シングル) | 79,900円 | 46,800円 |
※価格・保証条件は変わることがあります。最新情報は必ず各公式サイトでご確認ください。店舗については、NELLは全国の家電量販店・家具店で試せる一方、雲のやすらぎは通販専売で店舗がありません(詳しくはNELLの店舗一覧・雲のやすらぎの店舗事情をどうぞ)。
構造の違いが寝心地をどう変えるか|コイルvsウレタンを柔道整復師が解説


NELLのポケットコイルは、独立した1,173個のバネが体の凹凸に合わせて「点」で沈み、金属の復元力で押し返します。この反発の持続性が寝返りのしやすさに直結する——私が毎晩使っていて一番違いを感じるのはここで、寝返りのたびに体が支え直される感覚があります。寝返りは一晩に20〜30回、体の同じ場所に負担をため込まないための生理的なリセット動作なので、ここがスムーズなことは腰まわりの回復環境として大きな意味があります。
雲のやすらぎの高反発ウレタンは「面」で受け止めるタイプ。反発の質と持続性ではコイルに一歩譲りますが、コイルには絶対に真似できないことが2つあります。三つ折りに畳んで収納できること、そして4万円台で極厚の寝心地を用意できることです。毎日畳んで収納する暮らしに、約20kgあって畳めないコイルマットレスは向きません(なおNELLは、すのこを敷けば床寝スタイルでも使えます。畳むかどうかが本当の分かれ目です)。
つまりこの2枚は、ライバルというより別の暮らし方のための道具なんです。優劣で悩むのではなく、自分の寝る環境に当てはめれば答えは自然に出ます。
NELLが向いている人


- マットレスを敷きっぱなしにできる方——ベッドフレームでも、すのこを敷けば床でも使えます
- 寝返りのしやすさ・反発の持続性を重視する方——腰の下に手のひらがスッと入った(腰が浮きやすい)方もこちら
- 10年単位の投資と考えられる方——10年耐久保証つき。年割りにすると約8,000円/年です
- 買う前に店頭で試したい方——全国の店舗で実際に寝られます(店舗一覧と試し方)
気をつけてほしい点も正直に:柔らかい寝床から替えると最初の1〜2週間は硬く感じやすいこと、体重がとても軽い方には反発が強く出る場合があることです。詳しくはNELLで後悔しやすい人の特徴にまとめています。
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雲のやすらぎが向いている人


- 床に敷いて、日中は畳んで収納したい方——三つ折り自立はコイルにない芸当です
- 敷布団の寝心地から1ランク上げたい方——底つき感の解消は体感しやすく、満足度が高い層です
- 予算を4万円台に抑えたい方——NELLとの差額約3万3千円は小さくありません
こちらの注意点は、ウレタンの宿命としてへたりがコイルより早いこと(寿命の目安は3〜5年)、床置きは湿気対策(すのこ・除湿シート・立てかけ)が必須なこと。口コミの検証と向き不向きの詳細は雲のやすらぎの口コミ・悪評検証をどうぞ。
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迷いやすい5つの質問に答えます
Q. 腰痛持ちはどっちを選べばいいですか?
結論から言うと、どちらかを選ぶなら、私はNELLをすすめます。
腰に不安のある方の多くは、寝ている間に腰が沈み込む・浮いて支えられない状態で負担をため込んでいます。独立したコイルが腰を下から押し返し、寝返りを妨げない構造は、この点で相性が良いケースが多い——これが16年の臨床での実感です。
補足を2つ。まず、マットレスは治療器具ではないので「腰痛が治る」わけではありません。あくまで寝ている間の負担を減らす環境づくりです。次に、床に敷いて暮らす方は無理にベッド生活へ変える必要はなく、雲のやすらぎの体圧分散でも環境は十分に改善できます。そして慢性的な強い痛みがある方は、寝具の前に一度医療機関で診てもらってください。
Q. 体重が軽い/重い場合は?
体重がとても軽い方(目安40kg以下)は、NELLのコイルが十分に沈まず硬く感じることがあります。逆に体重が過度に重たい方は、ウレタン単体だと沈み込みが深くなりへたりも早くなる傾向があるため、コイル系のほうが長持ちしやすいです。中間の体格なら、どちらでも適応できます。
Q. 横向きで寝ることが多いのですが、どっちが合いますか?
横向き寝は、肩と骨盤という「出っ張り」を寝床が受け止められるかがポイントです。
NELLは独立したコイルが肩の部分だけ深く沈んで受け止めるので、首から背骨のラインがまっすぐ保たれやすい。雲のやすらぎはふんわりした表層が面で受け止めるタイプで、こちらも横向きに対応できます。肩幅がしっかりある方・肩こりが気になる方は、点で沈むコイル構造のほうが横向き時の首の角度が自然になりやすい、というのが施術者としての見立てです。
Q. 夏は蒸れませんか?
通気性は構造上、内部が空洞のコイル(NELL)に分があります。
ウレタンの雲のやすらぎは熱がこもりやすいぶん、床置きなら除湿シート+週1回の立てかけをセットにしてください(カビ対策の詳細は口コミ記事で解説しています)。なお寝汗そのものはどちらもシーツ・敷きパッドで管理するのが基本で、マットレス単体で解決する問題ではありません。
Q. エマスリープやコアラとも迷っています
どちらも人気の通販マットレスです。個別の比較記事を順次用意しているので、まずは本記事の「ベッド派か床派か」の軸で絞ってから検討すると迷子になりません。コイル系で迷うならNELLとの比較、床置き系で迷うなら雲のやすらぎとの比較、と整理するのがおすすめです。
マットレス選びの「正解」はどこで判定するか|柔道整復師の結論
最後に、どちらを選んだ場合にも共通する大切な話をさせてください。



マットレスの正解は、店頭の寝心地でも、口コミの星の数でもなく——「朝」に出ます。
判定基準は2つだけです。朝起きたときのすっきり感があるか。そして腰や肩に痛み・こわばりがないか。
寝ている間の体の支えられ方が合っていれば、それは必ず朝のコンディションに表れます。逆に、夜の「気持ちいい」は当てになりません。柔らかすぎる寝床は横になった瞬間が一番気持ちよく、朝が一番つらいからです。
そしてもう1つ重要なのが、1日で判断しないこと。前日の疲労や飲酒、その日の気温でも朝の体は変わりますし、寝具が変わると体が順応するまで1〜2週間かかります。だから私は患者さんに「2〜3週間の平均で見てください」とお伝えしています。カレンダーに◎○△を付けるだけでいい。3週目に◎が増えていれば、その1枚はあなたの正解です。
NELLの120日トライアルも雲のやすらぎの100日返金保証も、この「平均で判定する」ための期間だと考えると、使い方が変わってくるはずです。
まとめ|環境で選べば、どちらも良い買い物になります
- 腰の支え・寝返り重視・長期投資→NELL(120日トライアル+10年保証・すのこなら床でも使用可)
- 毎日畳んで収納したい・予算4万円台→雲のやすらぎ(100日返金保証)
- 優劣ではなく暮らし方の違い。腰が浮きやすい体型ならコイルの反発が相性良し
- どちらも自宅で試せる保証つき。正解は「朝のすっきり感と痛みのなさ」を2〜3週間の平均で判定
どちらも返金保証つき。あなたの寝る環境に合う1枚が、何よりの腰へのいたわりです




